11月29日、大阪にて恒例の華商の祭典「華商の夜」が盛大に開催されました。本イベントは一般社団法人関西中華總商会が主催し、江苏今世缘酒业股份有限公司の独占冠名協賛のもと行われ、日中両国の経済界、政界、文化界のリーダーが一堂に会し、約600名の来賓が参加しました。今年のテーマは「卓越と共に、夢を追い、新たな未来へ」。本イベントは、日中友好と協力の成果を象徴する場として、その意義を一層深めるものとなりました。
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日中経済・文化交流の深化
イベントの冒頭、関西中華總商会の古川鵬程会長が開会挨拶を行い、華商会の歴史や2024年の世界華商大会などの活動を振り返り、在日華商の役割について強調しました。「華商は日中の架け橋であり、友好と協力の証人です。本イベントを通じてより多くのビジネスチャンスを創出し、経済・文化の交流を深め、2025年の大阪万博に向けた更なる連携を目指します」と述べました。
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続いて、中華人民共和国駐大阪総領事館の薛剑総領事がビデオメッセージを寄せ、中国の発展が国際社会にもたらす機会について言及し、「中国の成長は日本にとっても大きな機会であり、両国の企業が緊密に連携することで、より繁栄した未来を築くことができる」と述べました。
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日中の政財界リーダーの見解
本イベントの特別セッションでは、日中協力の可能性について各界のリーダーが意見を交わしました。
大阪府知事代理・商工労働部課長の柿本博之氏は、「長年にわたり中国からの投資誘致と在日華商の支援に取り組んできた。今後も日中経済・産業交流をさらに推進したい」と述べました。
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大阪市長代理・大阪市議会議長の竹下隆氏は、「華商の大阪・関西経済への貢献は大きく、その影響は今後さらに拡大する。華商会が引き続きリーダーシップを発揮し、地域経済と文化の発展を促進することを期待している」と祝辞を述べました。
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日本中華總商会の蕭敬如会長は、「関西中華總商会は、在日華人企業と日本企業の協力を推進する素晴らしい組織であり、華商は日中経済協力の中核的な役割を果たしている。グリーン経済、デジタル化、持続可能な発展分野においても、華商が日中協力の新たな原動力となることを期待している」と述べました。
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日中経済貿易センター代表理事の池田稔氏が乾杯の発声を行い、大阪観光局理事長の溝畑宏氏、大阪府議会日中友好親善議員連盟会長の三田勝久氏、衆議院議員の西田薰氏らも次々とスピーチを行い、2025年の大阪万博を見据えた日中協力の重要性について言及しました。
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未来へ向けた協力の深化
イベントでは、新会員の歓迎式や、関西中華總商会に多大な貢献をした企業・個人への表彰も行われました。このセレモニーを通じて、華商会の結束力と、日中協力の推進に対する強い意志が改めて示されました。
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江苏今世缘酒业股份有限公司の代表・古賀雅子氏は、「華商の夜は、ビジネスだけでなく文化と感情の交流の場でもある。国缘ブランドは、日中文化の懸け橋として、豊かな食文化と文化体験を提供していきたい」と語りました。
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文化と芸術の融合
イベントでは多彩なアートパフォーマンスも披露されました。中国のモンゴル民族楽団「安達組」の演奏は、壮大なメロディと素朴な感情で会場を魅了し、日本のアイドルグループのパフォーマンスは、若者文化の活気を伝えました。伝統舞踊や中国の変面芸も披露され、会場の雰囲気は最高潮に達しました。
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閉幕の辞:未来への期待
関西中華總商会の孫洪彬常務副会長は閉幕挨拶で、「中日関係は多くの挑戦を乗り越えてきた。本イベントを通じて、友好と協力の種を蒔き、将来より豊かな実を結ぶことを期待する。華商会は引き続き日中企業のためのプラットフォームとして尽力し、両国関係の発展に貢献していく」と述べました。
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総括:協力の未来を拓く
各界リーダーによる洞察に満ちたスピーチ、感動的なアートパフォーマンス、深い交流を通じ、「華商の夜」は日中協力の可能性を改めて示しました。
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日本中華總商会の蕭敬如会長は「革新と協力を通じて、日中両国はより広範な分野で共に繁栄できる。未来は、共に歩む者のものである」と語りました。
本イベントは、日中協力の新たな可能性を照らし出すとともに、両国の繁栄に向けた新たな一歩を踏み出す機会となりました。未来に向け、華商の力がさらに輝きを増すことを期待します。