会長挨拶

  一般社団法人 関西中華總商会は、2013年に設立されて以来、「地域社会との共生」と「日中のより良い交流の促進」を理念に掲げ、在日華僑華人企業の連携と発展、そして関西地域と中国との経済・文化の橋渡し役を担ってまいりました。

  当会は、一般社団法人 日本中華總商会の関西支部として設立された団体であり、総会の理念「日本」「中華」「商(ビジネス)」を基軸に、関西における華人ビジネスの発展を目指しています。また、当会の活動は、日本中華総商会と連携しながらも、地域の特色を生かし、より地域密着型の活動を展開しております。

  設立当初はわずか数社の会員企業でスタートいたしましたが、現在では100社を超える企業が加盟し、その業種は貿易、物流、飲食、建築、観光、ITなど、多岐にわたっております。会員の皆様の多大なるご協力とご支援のおかげで、当会のネットワークと影響力は年々拡大しつつあります。

  関西地域は、古くから中国との民間交流が盛んであり、1971年には関西経済界が日本で初めて大型訪中団を組織し、日中国交正常化の礎を築いたという誇りある歴史を有しています。この精神を受け継ぎ、当会もまた、中日友好と民間経済協力の深化に寄与すべく、様々な活動に取り組んでおります。

  また、2025年には大阪・関西万博が開催されます。この世界的なイベントを一つの契機とし、私たちは国際的なネットワークをさらに広げ、会員企業の海外展開を後押しするとともに、日中を含む国際間の経済協力を促進していく所存です。

  今後も、関西中華総商会は、地域社会との調和、会員企業の発展支援、そして日中友好関係の強化という三本柱を軸に、新たな時代にふさわしい「共創」の価値を提供してまいります。

皆様からの変わらぬご支援、ご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

一般社団法人日本中華總商会         会長 古川鵬程

2024年 11月

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